イメージで捉えられるように砕いた感じで解説します。「ドローンとは何?」の概要を捉えて頂ければと思います。
- ラジコンと何が違うの?
- あの羽が4つのやつでしょ?
- 飛ばないのもドローンなの?
そんなことを解説します。
ドローンの分類・種類
皆さんドローンと言えば
このような羽4枚の飛行物をイメージされる方が多いと思います。
しかし、実はこれはドローンの中の一部でしかないです。次の図をご覧ください。
この図の様にドローンの飛行するための仕組みに応じて様々な呼び名があります。先ほどの羽4枚のものは、「ドローンの回転翼機のマルチコプターのクアッドコプター」というものです。もちろん図にあるように固定翼機という羽の回らないドローンもあります。回らない?そうです。簡単に言うと飛行機型のドローンです。
以下に簡単に特徴を解説します。
▶回転翼機・・・羽を回してその風(推進力)で飛行する。
- メリットその場で上昇でき、空中に止まれる。
- デメリット飛行にエネルギーを大きく消費する為飛行時間が短い
▶固定翼機・・・上昇後は風による推進力で飛行する。
- メリット風を利用し、エネルギー消費が少ないため飛行時間が長い。速度も速い。
- デメリット離着陸にある程度の土地面積が必要。その場にとどまることが出来ない
▶チルト機・・・プロペラを持った「変形型」固定翼機。回転と固定を両方搭載し使い分ける
- メリット離着陸を回転翼で、飛行を固定翼で行うため上記両方のメリットを利用できる
- デメリット構造・運用が複雑になりかつコストがかかる
▶マルチコプター・・・羽の枚数によってトライ(3)クアッド(4)ヘキサ(6)オクタ(8)と呼ぶ
▶シングルローター・・・ヘリコプターの事。羽2個じゃん!シングルじゃないじゃん!がしかし、メインローター(回転動力)が1つで。しっぽのローターはサブという扱いなのでシングルローターと呼ばれる。
ドローンってラジコンと何が違うの?
まずはそもそも、ドローンの構造の話をします。
以下の図をご覧ください
イメージとしては
- ラジコン = マニュアル車
- 自律ドローン = AT車
- 完全自律ドローン = 自動「運転」車(googleCarなど)
現状市販されているものは、ラジコンは、操縦が非常に難しく、人の技術を多く有するものでした、しかしセンサーやプログラミングによって人の技術のハードルが下がった(不要というわけではない)ものが自律ドローンです。そして進んだ機能を持つ完全自律ドローンは。産業用で研究開発が進んでいるますがパッケージとして販売されているものはまだ少ないかつ非常に高価です。
ドローンと同意語
様々な用語や定義がありますが、ざっくり言うと上記に解説したように
「ドローン=無人航空機=UAV(Unmanned aerial vehicle)」です。
(UASは、無人航空システムなので機体を含まない意味で利用されます。)
しかし、昨今は、もっと広い意味で利用されることが増えて来ています。簡単に言うと
「ドローン=ロボット」
としての定義と混ざって来ています。無人であるものすべてですので、陸上の探索ロボも、水中の無人潜水機もドローンと呼ぶ場合が出てきています。
1項目目で解説した、「センサー+プログラムで動く無人の機械」を飛ぶ飛ばないに関わらずドローンとするという流れです。
以上「ドローンってそもそも何なのさ!?」の解説でした!
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